ニキビ跡が盛り上がる?肥厚性瘢痕・ケロイドの特徴とセルフケア

炎症が治まったはずなのに、その部分だけぷっくりと盛り上がったまま残っている―そんなニキビ跡に心当たりはありませんか。ニキビ跡というと、赤み・茶色い色素沈着や、へこんだクレーター状のものをイメージする方が多いかもしれませんが、実は「盛り上がる」タイプの跡も存在します。この記事では、その特徴と、日常でできるケアについて紹介します。
「盛り上がるニキビ跡」の正体、肥厚性瘢痕・ケロイドとは
皮膚科の情報によると、ニキビの炎症が強く起こると、皮膚が修復される過程でコラーゲンが過剰に作られてしまうことがあります。その結果、肌色~白色、あるいは赤く硬い盛り上がりとして残ることがあり、これを「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」と呼びます。範囲がニキビがあった部分を超えて広がっていくものは「ケロイド」と呼ばれ、区別されます。
盛り上がったニキビ跡には、硬さ・赤み・かゆみ・痛みを伴うこともあり、見た目だけでなく日常生活にも影響することがあるとされています。
できやすい部位には特徴がある
皮膚科の情報では、あご・フェイスライン・胸・背中・肩・うなじなど、皮膚が伸展されやすい部位に、肥厚性瘢痕やケロイドができやすい傾向があると紹介されています。これらは、当サイトでもこれまで大人ニキビができやすい部位として何度も取り上げてきた場所と重なります。
なお、こうした盛り上がりのできやすさには体質的な要素も大きく関わっているとされ、同じようにニキビができても、盛り上がりやすい人とそうでない人がいるようです。
セルフケアでできること
医療機関の情報では、盛り上がりを予防・軽減するためのセルフケアとして、シリコン素材のジェルシートやジェルによる保護が紹介されています。皮膚の引っ張りや摩擦、紫外線といった外部刺激から患部を保護することが、盛り上がりの予防につながるとされています。
ニチバン|アトファイン 傷あとケアテープ
- 価格:950円前後(税抜・Mサイズ3枚入り、サイズにより変動)
- タイプ:シリコン素材の傷あとケアテープ
- 特徴:皮膚の伸び縮みによる伸展刺激、摩擦刺激、紫外線という3つの外部刺激から傷あとを保護し、肥厚性瘢痕やケロイドの予防を目的としたテープです。5~7日に1回の交換で済み、通気性が高くお風呂に入ったまま使用できるのも特徴です。
- こんな人向け:ニキビ跡が盛り上がってきたと感じ始めた段階で、早めにケアを始めたい方
ケロコート(Kelo-cote)
- 価格:3,000円台~(税込・容量により変動)
- タイプ:液状のシリコンジェル(液体包帯)
- 特徴:瘢痕の治療・予防を目的とした、特許取得のシリコーンゲルです。塗布後4~5分ほどで自然に乾燥し、柔軟で透明な保護膜を形成します。盛り上がった瘢痕の軟化・扁平化を促進し、かゆみや不快感の軽減も期待できるとされています。
- こんな人向け:シートタイプよりも、塗るタイプで手軽にケアしたい方
- 気になる点:かぶれを感じる方もいるため、初めて使う場合は目立たない部分で試してから使用することをおすすめします。
医療機関での治療という選択肢も
セルフケアで対応しきれない場合、皮膚科・美容皮膚科では次のような治療が行われることがあります。
- ステロイド注射:炎症を抑え、瘢痕の盛り上がりを改善する
- レーザー治療:瘢痕の血管や組織にアプローチする
- 内服薬:瘢痕の悪化予防を目的として処方されることがある
これらは体質的な要素も大きく関わるため、症状が強い場合や広範囲に及ぶ場合は、早めに医療機関に相談することが推奨されています。
こんなときは早めに医療機関へ
- 患部が硬く、赤みが強い状態が続いている
- ニキビがあった範囲を超えて、盛り上がりが広がってきている
- かゆみや痛みを伴っている
早期からの適切なケアが、その後の経過を左右することもあるとされているため、気になる変化があれば、自己判断だけに頼らず専門家に相談することをおすすめします。
ニキビ跡ケア全般については
色素沈着タイプのニキビ跡ケアについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
→ ニキビ跡ケアの美容液、メラノCC・Cマックス・アヌアを徹底比較
よくある質問
Q. 盛り上がったニキビ跡は自然に治りますか?
A. 時間の経過とともに落ち着くこともありますが、硬さや盛り上がりが長く残ることも少なくありません。気になる場合は、早めのセルフケアや医療機関への相談をおすすめします。
Q. どのくらいの期間、シリコンシートを使えばいいですか?
A. 医療機関の情報では、数ヶ月単位で継続することが目安として紹介されています。焦らず継続することが大切なようです。
まとめ|「潰れずに盛り上がる」場合は、早めのケアがポイント
ニキビ跡には色素沈着や凹みだけでなく、「盛り上がる」タイプも存在します。あご・フェイスライン・胸・背中など、伸展されやすい部位にできやすく、体質的な要素も関わっているとされています。気になる変化に気づいたら、シリコン素材でのセルフケアを試しつつ、症状が強い場合は早めに医療機関へ相談することをおすすめします。