TikTokで話題の「スキンフラッディング」、ニキビ肌でも試していい?

化粧水を何度も重ねてから、すかさず保湿剤で「蓋をする」―TikTokで大きな話題になった「スキンフラッディング(skin flooding)」というスキンケア方法をご存じでしょうか。皮膚科医からも「理にかなっている」と評価される一方、「やりすぎでは」という懐疑的な声もあります。この記事では、その内容と、ニキビ肌が試すときの注意点を紹介します。
スキンフラッディングとは
スキンフラッディングは、水分をベースにした化粧水やヒアルロン酸配合の美容液を、乾いた肌ではなく「まだ湿っている肌」に重ねて塗り、そのうるおいを逃さないうちに、すぐに保湿クリームで蓋をするという方法です。韓国のマルチステップスキンケアの考え方がルーツになっているとされ、「何層にも水分を重ねる」というよりは、「肌が水分を吸収できる状態のうちに、効率よくうるおいを閉じ込める」という発想に近いものです。
専門家からの肯定的な評価
美容の専門家からは、「乾燥肌には最適」「肌のバリア機能の回復にも良い」といった評価も聞かれます。理にかなった保湿方法として、専門家が「アリ」と認めるTikTok発の美容法のひとつに数えられることもあります。
一方で、懐疑的な声も
その一方で、「skin flooding(肌を溢れさせる)」という名前が示すほど過剰に製品を重ねること自体には、慎重な見方もあります。海外の美容メディアでは、「棚にある保湿剤を片っ端から重ねればいいわけではない」「肌の健康は長期戦であり、必要なのはシンプルな戦略であって、製品を集めることではない」という指摘も紹介されています。
つまり、「化粧水や美容液を重ねてから保湿する」という基本的な考え方自体は理にかなっているものの、「とにかくたくさん重ねればいい」という極端な解釈には注意が必要だといえます。
ニキビ肌が気をつけたいポイント
ニキビ肌の場合、化粧水を重ねること自体は保湿の観点でプラスに働くことが多いですが、その後の保湿クリームを厚く重ねすぎると、油分が毛穴をふさぐ原因になることがあります。乾燥とニキビが同時に起こる「インナードライ」の場合は特に、水分をしっかり重ねたうえで、仕上げの油分は軽めのテクスチャーを選ぶといった工夫がポイントになります。
→ 乾燥肌なのにニキビができる矛盾を解決した「保湿優先」の考え方
「たくさん重ねる」ことへの注意点は、こちらの記事とも共通しています。
→ 「何もしない」も「やりすぎ」も逆効果。ニキビケアで陥りやすい極端さのワナ
正しく取り入れるためのポイント
- 洗顔後、肌がまだ少し湿っているうちに化粧水をなじませる
- 乾ききる前に、もう1~2回、化粧水を重ねる
- ヒアルロン酸配合の美容液を使う場合は、この段階で取り入れる
- 肌が乾く前に、軽めのテクスチャーの保湿クリームで蓋をする
- 「何層も重ねる」ことにこだわりすぎず、2~3回程度を目安にする
化粧水の選び方については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
→ 大人ニキビ・肌荒れに効く化粧水おすすめ5選【敏感肌にも使いやすいもの厳選】
よくある質問
Q. 何回重ねるのが正解ですか?
A. 明確な回数の決まりはありませんが、2~3回程度を目安に、肌の状態を見ながら調整するのがおすすめです。回数よりも「乾ききる前に重ねる」というタイミングのほうが重要とされています。
Q. 脂性肌でも試していいですか?
A. 化粧水を重ねること自体は問題ありませんが、仕上げの保湿クリームは、オイルフリーなど軽いテクスチャーのものを選ぶとよいでしょう。
まとめ|「重ねる量」より「タイミング」を意識してみよう
スキンフラッディングは、専門家からも一定の評価がある一方、「重ねすぎ」には注意が必要なトレンドです。ニキビ肌の場合は特に、化粧水はしっかり重ねつつ、仕上げの保湿剤は軽めを選ぶという工夫を意識してみてください。